こんにちは。こころの相談室ねこのての福地です。
今年の振り返りの前に、これからのことを少し、書いておきたいと思います。
もうすでにご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、この1年半、当相談室で私を手伝ってくださっていた大川さんが、こころの相談室よかよかとして相談業務を開始しました。
そのため、大川さんのセッションを御希望の方は、直接、こころの相談室よかよかにお問い合わせいただくのがよいかと存じます。
もちろん、今後も、大川さんに助けて~と助っ人出動をお願いすることはあるかもしれませんが、よかよかとしての御活躍を応援したいのです。
これに伴い、ねこのては、2025年は、2024年よりも少し、ダウンサイジングを図ろうかなぁと思います。
もう一度、福地ひとりになって、身軽になって、自分のやりたいことを見直し、やれる範囲のことを取り組んでいきたいと考えます。
新規の御相談を受け入れづらくなるかもしれませんが、そこは御容赦くださいませ。
また、このことから初めての方の御相談料を少しだけ値上げします。初めての方および前回から3か月以上経った方は8000円といたしますので、御了承くださいませ。
一対一だと、どうしても枠が限られる。そこを補うための勉強会や事例検討会を提供するのがよいのか、どうしたものか、と、もう少し悩みますね。
2024年はなんといっても能登半島地震から始まりました。
2024年1月7日に研修「災害時の心理職のための緊急支援:感じる・つながる・やわらぐ」を行いました。
Re:treatこころの相談室の竹本佐知子さんが発案、司会。こころの相談室UPの松元大地さん、Tochigi Mindfulness&Counseling Takibiの鈴木健一さんとともに行いました。
私は「感じる」のパートで、「みんなの3つのF」と題して、災害時の反応を簡単に解説しました。
この日この時、すみやかにこういう研修を開催できたことは、他の心理職のみなさんの協力があってからこそ、でした。
2024年3月17日 「はじめてのインテーク」。MOSSさんと行うこの研修、何回目になるでしょうか。
どんどんとスライドが増えてしまい、私が読み上げないスライドもあります。聞き方と書き方でたいへんなボリュームになったものです。
そのため、次回からは、時間もスライドもぐっと量を減らすことになりそうです。
今年の書き方の課題の出し方は、もう少し洗練させると、使い勝手がよくなりそうな予感もあります。
2025年は5月に予定しています。
2024年6月2日は、「いまさら聞けない心理職Q&A」と題して、かけい臨床心理相談室の掛井一徳さんと御一緒に研修を行いました。
このQ&A形式の勉強会をやってみたいと思うようになったのは、いつも研修でたくさんの質問をいただくからです。
それだけ、質問する場を得ない疑問を抱えてお仕事をしている方が多いように考えたのです。
2024年8月12日 「心理職なんでも相談会」と題して、大川さんと一緒に勉強会を行いました。
2024年8月30日 また、就労移行支援事業MEEXさんの福崎さんに登壇していただき、「心理職のための社会資源活用法:事例で学ぶ就労や生活の支援」と題して、研修を行いました。MOSSさんの協力があってできた研修です。
2024年9月21日 日本心理臨床学会で「個人がおこなうオンライン研修」と題して、MOSSの村田さん&宇野さん、Assembleの徳田さんと自主シンポジウムを行いました。
ついに、日心臨。始まる前は前日から緊張しておりましたが、ふたを開けてみると、いつものように話すことができたように思います。
参加者の中に、よく知った方たちの名前を見ることができて、とても心強かったです。
2024年10月19日 清洲心理相談室の森本千恵さんのお話を伺いたくて、「アタッチメントと自己愛を考える対談」として、研修を行いました。
豊かなイメージを喚起する美しい言葉で紡がれるこころというものに、ぐっと来たのは私だけじゃないと思います。
森本さんとも、この続きの話をしたいものです。
2024年11月30日 Assembleさんからのお誘いで、「支援者支援のすゝめ:完璧じゃなくたっていいじゃない」という研修を行いました。
自分なりに心理職のキャリアラダーを整理してみたり、この1-2年の考えてきたことを、ひとつの形にすることができました。
臨床家として生きていくための話をしましたので、参加アンケートを拝見していると、自分自身と照らし合わせながら聞いてくださった方が多かったように思います。
これ、今度はワークショップ形式でやりたい気がします。
2024年12月24日 「心理職なんでも相談会」の2回目を、大川さんと行いました。
こちらも、質問ではなく、今の悩みや気持ちをそのまま書いてくださる方もいらして、それぞれがそれぞれのしんどさを抱えながら、頑張っていらっしゃる様子が伝わってきました。
研修中、リアクションやコメントをいっぱいいただけて、少しでも参加型の時間とすることができたことが、嬉しかったです。
このほか、毎月第一土曜日にねこのて症例検討会を行いました。
また、チームねこのてこと、臨床の話をするグループセッションも行ってきました。
御相談の数も、年末が近づくにつれて、じわりと増えたように感じています。
ねこのては小さく、頼りないものかもしれませんが、来年も、ぽんぽんと背中をあたため、支え、押していきたいものです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。